3年前の、今日
今からちょうど3年前、2016年9月25日に飼い主と黒柴さんは出会いました。
まだ書いたことなかったので、ちょっと馴れ初め的なことでも書こうかと思います。
でも飼い主の浅はかさに気分を害す方もいるかもです😅苦情は一切お受けできませんよ!(笑)
黒柴さんと出会った頃、飼い主は精神的にズタボロでした。
親との価値観の違いに悩んで家出して絶縁状態になって、仕事もきつくて、人間関係のトラウマもあったりと…
誰も頼れる人がいなくて、孤独でした。
ある日職場の仲がよかった同僚から、「ペットショップに行かない?」と誘われました。
私は一人暮らしなのでそのときはペットを飼うつもりは全くなかったです。
同僚も私にペットを飼わせるために誘ったわけではなくただ癒されに行こう、みたいな軽いノリでした。
でも犬はもともと大好きで、特に柴犬は子どもの頃実家で飼っていたのもあって愛着がありました。
「いつか家庭を持ったら飼おう」と、うすらぼんやり思っていました。
そしてそのペットショップにいたのが黒柴さんだったんです。
7月20日生まれの黒柴さんは、このとき生後2ヶ月でまだペットショップに来たばかりだったそうです。
最初別のお客さんが抱っこしていて、こんなに可愛い犬がいるんだ…と同僚とふたりで驚きました。
結局抱っこしていた方は「家族と相談して明日来ます」と帰っていきました。
こんな可愛い子、すぐ売れちゃうだろうな〜と思いつつ、私も記念に抱っこさせてもらうことにしました。
それが運命を変えることに……
抱っこすると体温を直に感じて、それがすごく心地よくて手放したくなくなりました。
この子がいたら、毎日楽しそう。
この子と色んなところに出かけたら、私も孤独を感じなくて済むんじゃないか。
この子と過ごす楽しい未来をたくさん想像してしまったんです。
当のちび黒柴さんは、あまり人間好きじゃなさそうな様子で(親元離れて緊張していたのもあったのかもしれませんが)私から抱っこされるの嫌がってましたけどね(笑)
だけど私はこの子がいい!って思ったんです。
でも一人暮らしで犬って飼えるのか?
そこが一番の疑問でした。
私が悩んでいるとペットショップの店員さんは、
「一人暮らしで犬を飼ってる人はたくさんいますよ!」
「子犬のときからお留守番させてたらお留守番平気な子になるので大丈夫!」
「この子は小さいので一人でも飼いやすいですよ!」
「柴犬は賢いのでしつけもしやすくて一人暮らしで飼うのにも向いてますよ!」
などと言って飼うことをゴリ押ししてきました。
今思うと生き物なのに安易に勧めすぎでは?という気もしますけどね💧
ですが精神的にズタボロでとにかく孤独から抜け出したかった私は、その言葉に安心して気付いたら契約書を書いていました。
一緒に来ていた同僚も当然驚いてました(笑)
そして、飼い主とちび黒柴さんのドタバタな日々がスタートしました。
大人になって犬を飼うのは初めてだったので、ネットや本で調べたり、犬を飼ってる人からアドバイスをもらったりと、手探りの犬育て。
当時は仕事だけでいっぱいいっぱいだったのに、犬育てまで加わって本当に余裕のない毎日でした。
想像以上に犬のお世話はキツくて、飼い始めた頃は飼ったことを後悔した日もありました。
いくら見た目が可愛くても、可愛いと思えなくなるときも多々ありました。
でも飼ってしまったからには、手放すことはもうできません。生き物です。手放したら育児放棄と一緒です。
その責任感だけで、毎日過ごしていました。
少しずつですが、人間嫌いのちび黒柴さんは飼い主に懐くようになりました。
最初は無表情でしたが、笑顔も見せてくれたり表情も穏やかになっていきました。
黒柴さんと色々お出かけしたくて、車も買いました。
お散歩やドッグランで知らない人と話すことも増え、友達もできました。
休みの日はどこに行くときも黒柴さんを連れて行きました。
世の中には犬と一緒に行ける場所がたくさんあるんだな〜と思いました。
旅行も色々一緒に行きましたよ。
気付いたら早起きの習慣ができて、仕事も頑張るようになっていました。
黒柴さんを飼う前は仕事だけでいっぱいいっぱいだったのに、朝晩お散歩行くのも余裕でできるように。慣れって凄いですね。
養う者の存在って偉大です。
あと、トラウマや孤独を感じる暇もないくらい忙しかったので、悩む事もなくなりました。(本当に余計なことを考える時間がなくて💧)
両親とも去年和解して、今は普通に実家にも帰るようになりました。
黒柴さんがお留守番中寂しくないようにトイプー君を飼ったので、黒柴さんがいなければトイプー君とも出会ってません。
トイプー「呼んだ?」
黒柴さんと出会ったことで、飼い主の生活はガラリと変わりました。
出会わなかったら、また違う未来があったのかもしれませんが、今ごろウジウジ悩んでたんだろうな〜と思います(笑)
こんな風にここでブログも書いてませんね!
みなさんのブログも見れてないのは嫌です。
でも、出会ったあの日に先に黒柴さんを抱っこしてた人に飼われてたほうが、黒柴さんにとっては幸せだったんじゃないか?とかいまだに思います。
飼い主は黒柴さんのおかげで孤独を感じなくなったけど、お留守番中逆に黒柴さんは孤独を感じてるんじゃないか?とか。
そうなのかもしれないけど、こんなに大切な愛犬を手放すことはもうできないので、飼い主は責任持って最期まで飼います。
長くなりましたが、こんな駄文を読んでいただきありがとうございました!